「太陽の牙ダグラム」カテゴリーアーカイブ

#154箱目:マックスファクトリー「太陽の牙ダグラム:1/72 サバロフAG9ニコラエフ」


硬軟併せた多種多様なアイテムをリリースしているマックスファクトリーから、「太陽の牙ダグラム」シリーズ最新作「1/72 サバロフAG9ニコラエフ」が発売になりました。
リリース当初は人気のある主人公メカ+αを出して終わりかと思っていたのですが、このキットで作品に登場する2脚メカはコンプリートとなり正直驚いています。
(作品終盤にちょっとだけ出る脇メカでしたし)

パッケージイラストは「ハセガワ・マクロスシリーズ」でお馴染み「天神英貴」さんによるもので、重厚感&躍動感に溢れた魅力あるイラストは購買意欲を刺激されます。
(この辺はイラストの出来が微妙でも大河原さんイラストに拘るウェーブさんと対照的ですね・・・私は天神さん派ですが:苦笑)

キットフォーマットは今までのシリーズと同じで「色プラ」+「フルカラーインスト」+「水転写デカール」。
そしてここは社長のMAX渡辺さんのコダワリ「塗装済みキャノピー」です。

メーカー的にはコスト的には高くなると思いますが、ここを敢えて入れているところはメーカーの姿勢として一番評価出来るところだと思います。
(他にもクリアパーツの部分は必ずクリア樹脂で成型してくれているところ等)

ただ、「やまだたかひろ」さんによるキット化ベースイラストは余りグッと来るものではありませんが・・・。
(実績のある方なのに「何で?」と言う気がします)
カトキハジメさんに担当して下さいとまでは言いませんが、「バランスの悪いダグラム頭部デザイン」や「ミサイルポッド基部&ミサイル数を捏造しているラウンドフェイサー」等、元デザインを尊重することなく勝手に変更しているのは余り好きになれません。

キット自体の出来はバランス&可動範囲も申し分なく、格好良い(?)サバロフアクションポーズをとることが出来ます(笑)。
あと、カラーインストのお蔭で「組立て」&「塗装指示」がとても分かりやすい点が地味に効いています。
(バンダイのガンプラに馴染んだ方には違和感なく作業できると思います)

あと意外にもガイアカラーで塗装指示されているのはこのダグラムシリーズのキットが初めてかも?です。
(普通はGSIクレオスのラッカーor水性カラー表記なので)

若干、組みにくい個所もありますが、細かい部分に担当者のコダワリが詰まったこのキット、一度作ってみる事をお奨めしますよ!
この後も「4脚ブリザードガンナー」やダグラムMSVともいえる「大河原バックパックバリエーション」シリーズも控えており、ますます楽しみなシリーズです!