発売されて暫く時間が経ってしまいましたが、マックスファクトリーさんから「太陽の牙ダグラム」シリーズの新製品が発売されました。
・1/72 ソルティックH8ラウンドフェイサー・強化ザック装着タイプ

既発売のTV版ソルティック（どうしても昔のイメージでこう呼んでしまいます：汗）に、大河原邦男先生デザインのオリジナルザックを追加したものです。
（現在では「バックパック」と呼びますが、ガンダム系は「ランドセル」、ダグラム＆ボトムズは「ザック」と当時は呼んでいましたね）
これらはタカラが刊行していた「デュアルマガジンVol.3」に掲載されていたもので、他にも各CBアーマー用ザックバリエーションが存在していました。

需要があるのかは正直解りませんが、お手軽バリエーション展開が出来る＆当時のダグラマー直撃キット（笑）なので意外と売れているのかもしれませんね。

キット内容は従来の「ソルティック」にバックパックパーツの追加のみです。
（二の腕と太もも＆足首の成型色がグレーからシルバーに代わっているのは昔からのファンには嬉しいところ）
これだけならそんなに特筆すべきキットではないのですが、このキットにはなんと「9連ミサイルポッド」パーツが付属しています。

というのも従来の「ソルティック」には設定と異なる「7連ミサイルポッド」が付いていて大ヒンシュクのキットでした。
（作画ミスのTV画像を用いて、インストでもこれが正しいと弁明していましたが、ダグラマーは認めていなかったですね）
多分、この後発売される「テキーラガンナー」への流用を見越してのパーツ化だと思いますが、それでもこういった改修パーツを同梱してくれるのは嬉しいところです。

ただそれ以外にもミサイルポッドの取り付け位置を肩口から背面に「勝手にデザイン変更」していた事もあるので、これも何とかしてくれれば最高だったのですが・・・。
キットデザインをされた「やまだたかひろ」さんはベテランメカデザイナーで個人的には好きな方なのですが、立体の都合で勝手に元デザインを変更するのは一番いけない部類だと思います。
その点「カトキハジメ」さんはリデザインの際にも、元デザインを十分かみ砕いて理解した上で、齟齬の生じないリファインをされるので多くの方に支持されているように思います。
今からでも構いませんので、どれかのキットに改修パーツを付属してくれませんかね（ねえ、マックス社長？）。

ともあれ、レジンキャスト製ガレージキット位でしかリリースされないようなニッチなアイテムがインジェクションキット化されるのは嬉しいところです。

若干、価格が高めなのが難点ですが、ガンプラとはまた一味違う「サンライズ・リアルメカロボット」おススメですよ！
バンダイのガンプラと違いこの手のキットは生産数に限りがあるので、廃版になってプレミア価格になる前にゲットしましょう！！