豊富なカラー写真と関係者の貴重なインタビュー満載の雑誌「サンエイムック・GP CAR Story」から「Special Edition ロータス1977-1979」が発売されました。

プラモデル的にはタミヤ1/12＆1/20ロータス78（JPS Mk-3）が有名ですね。
また、少し前にはタミヤとハセガワがまさかの1/20 ロータス79を同時発売するという珍事もありました。

ただ、プラモデル的には有名でも当時TV中継とかも無い時代＆当時を知らない世代が多数となった今では、断片的にしかこの車の情報が入ってこなかったので今回の特集本はファンにとってとても有難いです。
（洋書やモデルファクトリー・ヒロの本はありますが、お値段が高すぎ・・・）

内容はウイングカーの先駆けとなった「ロータス78」、チャンピオンマシンとなった「ロータス79」、翌年に一気に栄光の座から滑り落ちた「ロータス79＆80」について詳細に解説されています。

特に今まで名車だと思っていた「ロータス79」が、実は致命的な欠陥を抱えていたのは今回初めて知りました。
また、嬉しかったのが私の大好きな「ロニー・ピーターソン」に多くのページが割かれている点です。

当時からダントツの人気だった為、多くの漫画やアニメに出ていましたが、中には「サーキットの狼：隼人ピーターソン」の様に極悪非道なキャラ（苦笑）として登場もしていましたね。
（因みにご本人は皆に愛される誠実なお人柄＆サイドウェイロニーと言われる凄腕ドライバーです）
模型業界にもロニーファンは多いようで、ロータス関係でも色々とリリースされています。
EBBRO・1/20 ロータス72E(1973)＋TABUデザイン・タバコデカール

タミヤ・1/20 ロータス78＋スタジオ27・1978イタリアGP改造パーツ

最近のF-1に魅力を感じなくなって久しいですが、この頃の車には今も色褪せない魅力が一杯です。
（市販車でも旧車がブームなのも同じ理由でしょうね）
個人的にはこの辺りの車が定番で売れる様な市場に熟成して欲しいなぁと思います。