#149箱目:ウェーブ「Ma.k. 1/20 オスカル(初期型)」


ウェーブより久しぶりにMa.k.(SF3D)の1/20キットが発売になりました。
・「1/20 オスカル(初期型)」

以前にも「オスカル」自体は発売されていたのですが、原作者の横山宏先生が近年リデザインした「後期型(25ミリ・リニアガン搭載タイプ)」でした。
今回の商品はホビージャパン1984年2月号に初掲載されたバージョンでの再発売で、「初期型(40ミリ・ツインロケットチューブ搭載タイプ)」となっています。

商品内容は「Nitto製:1/20 ノイスポッター」+「ウェーブ製:新規パーツ」によるハイブリッド製品になっています。

その為かSF3Dストーリーの陰の主役(笑)エディ・アムゼル君フィギュアが同梱されているのが嬉しいですね~。

余談ですが、皆さんはMa.k.(SF3D)と言われると、どの時期を連想されるでしょうか?
HJでの連載開始からメインライター市村弘さん離脱(1984年8月号)までを第一期、あげたゆきお&小林誠両氏によるスクラッチ模型製作&プラモベースの作品が増え1985年12月に休載されるまでを第二期、モデルグラフィックスでMa.k.と名前を変えて連載開始~終了までを第三期、ホビージャパンでMAX渡辺氏と組んで連載を再開した現在を第四期と個人的には定義しています。

ストーリーと模型の存在感に関してはダントツ第一期が素晴らしいです。
第二期にも「プラウラー」や「パックレーテ」、「ルナガンス」「フリーゲ&カウツ」等の素晴らしい物が多いですが、これらはNittoのプラモベースの改良型がほとんどで、新規デザイン&あげたゆきおさん造形は「なんか違う・・・」という印象でしたね(小林誠さん参加の物はもう・・ねぇ:遠い目)。
第三期に関しては「市村弘さんストーリー」+「横山宏さんデザイン&造形」という初期黄金コンビ復活でとても魅力的だったのですが、横山さんの好みが変わったのかデザイン的に妙なゴテゴテが増え純粋に格好よく思えませんでした。
(Ma.K.信者が増えたのがこの頃かな?)
第四期に関してはMAX渡辺さんと横山宏さんがひたすら作りまくって「俺たちSUGEE!!」と言いまくっているお笑い記事(別名:横山宏教祖様を讃える記事)なのでほっておきます(笑)。
(・・・結構メディアが作った偶像に踊らされている人が多いですよね:大汗)

話が脱線してしまいましたが、「オスカル(初期型)」はNittoプラモパーツを使わないで作られた第一期デザインなのでとても素晴らしいです。
故・今井邦孝さんがデザインされたパッケージ&リーフレットデザインは35年近くたった今でも色褪せない魅力で一杯です。

ただ、最近のスナップキットとは違いかなり自分で加工しなくては置けない部分も多いので注意が必要です。
(エッチング製メッシュパーツの取り付けや真鍮線で手すりを自作する等、若干難しい作業があります)
余談ですがウェーブ製のキットデカールは「裸封入」+「ひっくり返して一番下にセット」されているハセガワもビックリな鬼仕様なので購入した人は真っ先にデカール保護をして下さい。
(山田模型の商品は全品保護済みなので御安心を:笑)

生産数が少ない「ウェーブ製:旧Nitto商品(3Qモデル含む)」は中々再生産が掛からず、市場からもあっという間に消えてしまうので、見かけたら即ゲットして下さいね!
(ハセガワとウェーブ新作キットはいつまでも市場にあるのですが・・・:大汗)