#156箱目:ウェーブ「超時空要塞マクロス:1/72 VF-4ライトニング3(DX版)」



1980年代リアルロボットアニメのメカ達を精力的に開発しているウェーブさんから、まさかのキット化「1/72 VF-4ライトニング3(DX版)」が発売になりました。

昔からのマクロスファンでも「あれ?こんな機体登場したっけ??」と思う方が多いと思いますが、「劇場版マクロス~愛・おぼえていますか」の正規版ED画像(公開当時、絵が間に合わなくて黒バックでED曲「天使の絵の具」が流れました)が収録された「マクロス・フラッシュバック2012」に登場した機体です。
(しかし、7年前にメガロードが宇宙に飛び立っているとは!:苦笑)

そんな知る人ぞ知る機体ですが、昔からマクロスファンの人気は高く、ガレージキットや完成品TOYでも立体化されていました。
(イエローサブマリンやCLUB-Mのガレージキットは当時¥14800位していました:大汗)
ただ、流石にインジェクションキット化は難しいと思っていましたが、ウェーブさんがまさかの1/72サイズでの立体化。
しかも今回は武装パーツ+マックス&ミリアVer.のデカールも付属したDX版での発売です。

キット内容はウェーブ・スタンダードな内容で、同じサイズのハセガワ・バルキリーのような過剰ディテールは無く、シンプルなディテールのキットとなっています。
(この辺りは実機を想定したハセガワさんとあくまでアニメキャラとして捉えたウェーブさんとのスタンスの違いですね)

ただ、水転写デカールが裸封入なのはハセガワさんと同じくいただけないところです(しかもひっくり返しているので更に性質が悪いです:底箱にくっつきます)。
こういったところはマクロスモデラーズさんの中で情報共有をして地道に改良して欲しいなぁ・・・。
話は変わりますが、今回のDX版で地味に嬉しいのが付属のウェポン。

ハセガワ・バルキリー用ウェポンが1/72&1/48共に大きすぎて嫌だったのですが、今回付属の物は劇中サイズの「マイクロミサイルポッド」と「反応弾」がセットされています。
1/100バルキリーでも思いましたが、このウェポンだけ別売りにして欲しいです(いやマジで)。
またこのキットで驚くのが「キャノピーフレーム」の分割です。

後ろ側キャノピーは塗り分けないといけないのが残念ですが、メイン部分はフレームが別パーツになっており、これはとても助かります。
(ファインモールド1/72 隼1型も分割フレームだったので、これから増えるかも?)

また、ハセガワ・バルキリーでは無視されている「飛行状態」再現パーツが同梱されているのが嬉しいところです。
ただ、それならば展示用ベースも同梱して欲しいのですが、その辺りが無いところがどこか抜けているウェーブさんらしいです・・・(残念)。

とはいえこんな高品質なインジェクションキットが発売されるとは予想だにしていなかったので、本当にウェーブさんには感謝です!
マックス&ミリア機はちょっと白部分が少なく、ちょっとイメージが違うのでこの機体に仕上げる際には「VF-1Jマックス&ミリア機」を参考にカラーリング変更をしてみたいと思います。

キットの特性上、あまり数量を作っていないと思いますので、初期マクロスファンの方は見かけたら即ゲット!して下さいね~。