#180箱目:角川コミックスエース「HGに恋するふたり・工藤マコト」

普段はあまり漫画は読まないのですが、グッとくるコミックスがありましたので紹介したいと思います。
・「HGに恋するふたり」

「不器用な先輩。」の作者・工藤マコトさんが角川ガンダムエースで連載されている「いわゆる」ガンプラ漫画です。

工藤マコトさんの描かれる女の子はとても魅力的で以前から好きだったこともあり、何気なく冒頭部分の試し読みをみてみました。
正直なところここ最近多い「ビルド○○系」の「ガンプラは自由だ!」、とか「戦いを通して友情&恋」等の類のヌルイ内容だろうなぁ~と思っていたのですが、

私の愛してやまない「ガンダムSEED DESTINY」のシン・アスカに対する慟哭がこれでもか!とばかり詰め込まれています。

「ガンダムSEED」は良く出来た作品でしたが、正直なところ主人公「キラ・ヤマト」の「素人がガンダムに乗り込んでいきなりエリートパイロットのMSを撃破する」、「イージスガンダムが命懸けの自爆を仕掛けたのに軽いケガで復活(しかも目覚めるといきなりプラントでラクスの看護付き)」など??な箇所がチラホラ。
そして最後には「実はスーパーコーディネーターで君は特別な存在、だから無敵なんだ!」といったチート設定(大汗)。
私的にはイマイチ乗り切れなかったガンダムSEEDでしたがその続編の「ガンダムSEED DESTINY」は敵側だったザフト視点で描かれます。
主人公ガンダムに乗るのはプラント側のエリート「赤服」の「シン・アスカ」。
十分テストもこなしているエースパイロットです、今回は素人ではありません!(←ここ大事)
そして前作のレジェンド「アスラン・ザラ」が加わり、若者の葛藤と成長、そして数々の謎をちりばめた設定等、大変魅力的な物でした。
2クール目まではとても面白い展開だったのですが、視聴率とプラモデルの売り上げがイマイチだった為、前作の主人公「キラ・ヤマト&フリーダムガンダム」を投入しバンダイによるテコ入れが始まりました。
ここで脚本家の方(監督の嫁)が暴走しいつの間にか「キラ・ヤマトが主人公」、「シン・アスカはキレやすい三下」状態に。
3クール目からはオープニングもキラ・ヤマトになり、そのまま終盤へと展開していきます。

言動が粗野なため、嫌われることの多い「シン・アスカ」ですが、真っ正直な「芯の通った優しい」キャラクターです。

今回の漫画に出てくる「シン・アスカ」に不覚ながら涙してしまいました。

私もインパルスガンダムが一番好きなガンダムです。
余談ですが今回の漫画で電撃ホビーマガジンのライター時代「1/60フォースインパルス・ガンダム」の作例を思い出しました(苦笑)。

当時ツッコミ満載だった「コアスプレンダーのミサイルポッド投下問題(笑)」のアンサーが載っていたのが嬉しかったです。

他にも次に作るプラモがアスランの「セイバーガンダム」。
工藤マコト先生、どこまで私の琴線を突いてくるのですか!(笑)

正直なところ胸を張って「ガンダムSEED DESTINY」の「シン・アスカ」&「インパルスガンダム」「デスティニーガンダム」が好きです!と言えなかった自分たちの背中を押してもらえたようでとても嬉しい気分になりました。

この先の展開が楽しみな作品がまた一つできました。
これからも応援していきたいと思います(久しぶりに作りたい女性キャラクター達です・・・作るか!:笑)

因みに作品タイトルは「HG(エイチジー)に恋するふたり」ですが、私はローガンズなので「MG&1/100に恋するオッサン」状態です(大汗)。

こんなことも有ろうかと用意していたフィギュアも併せて作りたいですね。