先日のプラモデル講座でHGバルバトスに施した「簡単フィニッシュ仕上げ」が好評で、細かく教えて欲しいとリクエストがありましたので、仕上がり別で紹介してみたいと思います。
予定としては、

・HGキュベレイ（光沢仕上げ）
・HGガンダムMK-2ティターンズ（センチネル仕上げor汚しなし艶消し仕上げ）
・HGジム2（汚しあり艶消し仕上げ）
の3種を予定しています。

先日は「汚しあり艶消し仕上げ」を実践しましたので、今回はその対極「光沢仕上げ」をやってみたいと思います。

キュベレイはパール塗装のイメージもありますのでそちらも取り入れてみたいと思います。
その前に、簡単仕上げのキット工作に必要な工具を準備して下さい。

（1）切れ味の良いニッパー
（2）刃を新品に交換したデザインナイフ
（3）ピンセット
（4）液体接着剤（ノーマル）＆流し込み接着剤
（5）耐水ペーパー（#600&#800）

ニッパーは簡単仕上の肝になる部分ですので、少し奮発して高価な物（タミヤ・ゲートカットニッパーやゴッドハンド等）を用意して下さい。
切り離したところが白化＆えぐれる事が防げます。

また、パーツは面倒でも一度大まかに切り離し次に仕上げ切りをする2度切りをして下さい。
（これも白化＆えぐれ防止の為）

最後の残ったゲート部分は良く切れるデザインナイフで薄く削ぎます。

パーティングラインやかえりの部分は#800の耐水ペーパーで軽くヤスります。

ペーパーで白化した部分は流し込み接着剤を軽く塗ると表面が溶けて元に戻ります。

次に組立の際の処置なのですが、バンダイのキットは接着剤不要のスナップキットなのでお手軽な反面、スミ入れや塗装で割れる恐れがあります。

そこでテンションの掛かる差し込み部分をニッパーで斜めにカットして負荷を減らします。

カットした分パーツが外れやすくなりますので、パーツを組み合わせた後、流し込み接着剤を流し込んで固定をします。

挟み込むパーツは内側のピン部分だけに普通の接着剤を塗り、

パーツを合わせた後に流し込み接着剤を隙間に流し込みます。
これは接着剤のはみ出しを抑えるためで、全塗装仕上げをする場合に比べて、接着剤のはみ出しが簡単フィニッシュの場合はシビアになるのでそれを防ぐために行います。
次回から塗装仕上げに入ります。
つづく