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#40箱目:簡単フィニッシュ(光沢編)「バンダイ:1/144HGキュベレイ(リヴァイブ版)」その2

前回の「基本工作編」に続き、「仕上げ塗装編」の説明をします。
キュベレイは基本「光沢&パール」なのですが、モノアイや腹部等ツヤを変えた方が良い箇所が何点かあります。
頭部のツインモノアイ(←日本語がおかしいですが:苦笑)パーツは挟み込みパーツなので事前に塗装をしておきます。
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先ずガンダムマーカー黒で塗った後、
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ツヤ消しスプレーを掛けて山善乾燥機へGO!
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その間にシールのモノアイ部分を切り出して、パーツのモールドに合わせて貼り込みます。
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そしてシール部分に透明ジェルクリアを爪楊枝で盛り上げる様につけると、立体的なモノアイが完成です。
FJ310053
さて、塗装仕上げに入る前に下準備としてペーパーを掛けたパーツにスーパークリア光沢を全体に掛けておきます。
(細かな傷埋め&白化を元に戻します)
流し込みセメントである程度表面は復活しているのですが、成形色を生かす簡単仕上げには普通のサーフェイサーが使えない為、スーパークリア―光沢を「クリアーサーフェイサー」として使います。
(1)「スミイレ」
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先ずはスミイレでメリハリをつけます。
黒だと汚くなりやすいのでブラウン系(今回はMr.ウェザリングカラーのステインブラウン)がお奨めです。
(2)「影付け」
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この部分が一般的な「簡単フィニッシュ」との一番の相違点なのですが、エアブラシを用いて影(シャドウ)を入れていきます。
(赤い部分は「C-47+C-50:クリアパープル」、白い部分は「C-104:ガンクローム」を使用)
成形色だけではどうしても色味が単調になり、また光沢仕上げの場合はウェザリングマスター等のドライブラシが出来ない為、色の深みを出すために行います。
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奥まった部分&エッジの部分を中心に乗せていきます。
(ここでは余り神経質にならなくてOK)
(3)「パールコート」
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キュベレイのパール感を出すためにMr.クリスタルカラーの「XC01ダイヤモンドシルバー:本体の白」、「XC04アメジストパープル:胴体&ピンク部分」、「XC08ムーンストーンパール:関節&メカ部分」を吹き付けていきます。
因みに「影付け」のカラーもそうですが速乾シンナー「Mr.ラピッドシンナー」で希釈すると乾燥が早くて作業が効率よく進みます。
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(4)クリアコート
パールカラーだけではキラキラ感が不足しますので、下地処理にも使ったスーパークリア光沢でオーバーコートします。
そして山善GO!(←こればっかり:笑)
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写真では判りにくいですが、結構パール感が出て良い感じです。
左肩後方の「エルメス2」には白でスミイレを行いました。
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エアブラシ用塗料の調合や艦これ(笑)等をしながらやっていたので時間が掛かってしまいましたが、乾燥時間を含めてここまで約3時間程度で出来ました。
同様の作業を腕部や脚部他のパーツでも行った後に、次の仕上げ作業に移ります。
つづく