毎回予想の斜め上を行く展開で80年代キャラクター大好きモデラー達を狂喜乱舞させているハセガワさん、今回もまたやってくれました。
・「幻夢戦記レダ:1/12 朝霧陽子(ビキニアーマー)」
「幻夢戦記レダ」は1985年に東宝より発売されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)で、当時人気絶頂のアニメーター「いのまたむつみ」さんが描く魅力的な女の子が活躍する異世界ファンタジー作品です。
この頃は作画が安定せず、俗に言う「作画崩壊」作品が多かったのですが、当時の最高の作画力を誇った「カナメプロダクション」製作という事も有り、ほぼ全編「いのまたキャラ」のクオリティが保たれた作品でした。
70分という短い時間だったのでお話は駆け足でしたが、鶴ひろみさんをはじめとする素晴らしい声優さんの演技でとても印象的な作品でした。
因みにビキニアーマーという名称を流行らせたのも、この朝霧陽子からでしたね。
余談ですが陽子以外にも「ビキニアーマー四天王」が存在しますが一部はちょっとエッチな作品なので、ご興味のある方はご自身で検索してみて下さいね(ヒントはヴァリス、レム、ラル:笑)。
現在、「幻夢戦記レダ」BD-BOXが発売中なので、こちらもおススメです。
最高品質の本編はもちろんの事、当時の劇場版パンフ復刻版や各種イラストが目白押し。
当時の資料は入手が困難なので、そう考えるととてもお買い得かも?
早速中身の確認ですが、こちらはいつものハセガワスタンダードな内容。
いつものピンクのエアーキャップがお出迎え(笑)。
個人的には説明書が簡素だったので、たまごガールズの様に設定資料を掲載して欲しかったですね。
デカールの裸封入もいつもの通り。
ここまで徹底されると逆にハセガワさんの強い意志を感じてしまいますよ(苦笑)。
レジンの抜きも良く作り易いのですが、何点か組立ての注意点がありましたので説明していきます。
(1)肩アーマーの取り付け
ダボ穴が無くキットモールドに合わせてイモ付けをする方式になっています。
流石にこれでは塗装や固定に困るので、胴体と肩アーマーを瞬着で仮止めした後、1ミリドリルで肩アーマーごと貫通。
肩アーマーを取り外した後、1ミリアルミ線を通し貫通穴を瞬間接着パテで埋めています。
(2)ベースと脚の固定方法
台座と脚をがっちり固定したいところなのですが接地面が小さく、申し訳程度にガイドがついているだけなので、両足のボッチ部分に1ミリドリルで開口後、1ミリアルミ線を通し補強しています。
足先の薄い部分なので貫通しないよう気を付けて下さい。
余談ですが首の部分も取付角度の関係上、背中側に貫通しやすいので注意が必要です。
私は見事に背中側に貫通してしまいました(瞬間接着パテで埋めました:泣)。
(3)髪パーツ(前後)
組み立て説明書では前後別々に取り付けるよう指示がありますが、髪パーツを先に接着した後に取り付けが出来ます。
(いわゆる後ハメ)
なので前後の髪を接着して合わせ目を消した後、ヘルメットの様にすっぽり被せることが出来ます。
(私は固定用にネオジム磁石を付けましたが、普通に接着するだけでもOKです)
私のキットは少しサイド部分に隙間が出来たので、エポキシパテで埋めています。
またキットの瞳モールドより若干「外より&目尻をたれ目」気味に瞳デカールを貼ると、より「いのまた顔」になると思います。
(この辺りは好みですが)
キットには瞳デカールが多めにセットされているので、こういった確認も出来て嬉しいですね。
そんなこんなで仮組み完成です。
いや~どの角度から見ても格好良い&カワイイですね~。
まさか令和の時代に「幻夢戦記レダ:朝霧陽子」が一般発売されるとは夢にも思っていませんでした。
売れ行きも好調みたいなので、出来れば第2弾で「朝霧陽子(私服)」のリリースもお願いしたいところです(出来れば犬のリンガム付きで)。
限定発売との事ですので、定価(割引あり)で購入できる今のうちに購入して下さいね!
因みに80年代キャラクターヒロイン次回作は「ダーティペア:ケイ」との事なので、こちらも大期待ですよ。