2018年に開催された「第58回全日本模型ホビーショー」で電撃発表された「クラッシャージョウ:1/72 ファイター1」のバリエーションキット「1/72 ファイター2 w/アルフィン・フィギュア」が発売されました。
まあ、キットはお決まりのパッケージ&色替えのバリエーションキットなのですが、特筆すべきはここ↓
・1/20 アルフィン(レジンキット)付属
正直なところ「ファイター2」といえば劇場版のOPシーン位しか登場場面が無く(OVAは未見なので・・・活躍していたらすみません)、普通だったらパスするアイテムなのですが俄然商品価値がアップです!(このフィギュアの為に複数買いしても良い出来です)
同サイズのキットはマックスファクトリーよりインジェクションキットとしてリリースされているのですが、
インジェクションキットの限界なのか、折角素晴らしい「智恵理さん原型」がかなり「ぬるっと」した感じにダウングレードされています(それでも十分素晴らしいのですが)。
量産数の関係もあると思いますが、マックスファクトリーさんには無理にプラ成型に拘らず、原型の素晴らしさが十分堪能できる「レジンキャスト版」でのリリースに期待したいところです。
因みにこの「ファイター2 w/アルフィン」の価格が税込定価が¥3996(ファイター1が税込2592)。
マックスファクトリーのミニマムファクトリー「1/20 アルフィン」が税込定価が¥3200なので破格のお買い得キットです。
(ファイター1を基準に考えると「1/20 アルフィン・レジンキット」単体が¥1404、マックスファクトリーキットを基準に考えれば、ファイター2が¥796:笑)
そんなほぼオマケキット(笑)のファイター2ですが、キット内容の素晴らしさに比べて、説明書が本当に残念な仕様です。
(カラーなのは素晴らしいのですが)
「デカール裸封入」は何時になっても直らないハセガワスタンダード(はぁ~)なのですが、機首の「ナンバー2」デカールが何故か2種入っています。
塗装用のマスキングシートまで入っているのですが、これに関する説明は一切無し(この位知っているよね?という一元さんお断り仕様、多分コミックかOVA仕様だと思われます)。
また、パイロットの「アルフィン&リッキー」は説明書に絵で描かれてなく、「文字だけで判断しなさい」との投げっぱなしジャーマン状態(ここまで来ると「オラ、ワクワクしてきたぞ!」状態:笑)。
あまつさえ「ドンゴ」に至っては解説すらなく、塗装図になんの脈絡も無く掲載されているだけです(ドンゴの嘆きが聞こえてきそうです:涙)。
折角素晴らしい出来のキットなのですから、この辺りのソフト面にもう少し手を掛けて手に取ったお客さんの心を鷲掴みにして欲しいと切に思います。
(人手が割けないのは解りますが・・・)
「解る人だけ判ればイイ」、「買って下さるお客様はその位知っていて当然」と言うメーカーの態度は、この時代にそぐわないかなり傲慢な態度だと思います。
これからの時代、「新たなお客様の開拓」&「昔ファンだった方の再開拓」が喫緊の課題だと思いますので、もっとワクワクするソフト面の充実に期待したいところです。
というかノーギャラでも構いませんので、むしろ私にやらせて下さいよ!!(実はハセガワLOVE??:爆)
冗談はさておき、出来栄えが最高な「1/20 アルフィン(レジンキャストキット)」を手に入れるチャンスは今回限りなので、売り切れで血涙を流す前に一人3個買いは必至なキットですよ!
余談ですが、我が家のマウンテンサイクルから古のキットを発掘。
・タカラ:1/20 ノーマ(ホワイトメタル製)
クラッシャーチームとマチュアはともかく、マーフィーパイレーツ(ノーマ除く:笑)は流石に売れないと思いますよ。
良くも悪くも凄い時代だったのだなぁと実感します。