新旧のF-1カー1台に絞り込んで貴重なカラー写真&関係者インタビューが掲載された雑誌「GP CAR Story」の最新刊「Vol.28 ウルフWR1フォード」が発売になりました。
新規参入チームがデビュー戦で優勝したり、スタッフが後々大物になる人ばかりとかなり当時は話題になったみたいですが、正直全然興味が無いマシンです(←ヲイ)。
ただ、オーナーが「カナダの石油大富豪ウォルターウルフ」と聞くと話は変わります。
スーパーカーブーム直撃世代としては当時一番人気だったカウンタック、その中でも
・「ランボルギーニ:カウンタックLP500S」
・「ランボルギーニ:カウンタックLP500Sウォルターウルフスペシャル」
の仕掛け人としてウルフの名は強烈な印象が残っています。
もちろんこの2台が生まれた経緯について事細かく書かれており、子供の頃の謎が一気に解けました。
この2台以外にも
・スズキ「RG250ガンマ・ウォルターウルフカラー」
等、当時は最高に格好良いカラーリングでしたね~。
まあ、仕掛け人は近所にいそうな中年のおじさん(大富豪:笑)でしたが。
本文中にはタミヤのウルフF-1のスポンサード(1977年日本GPのスポット)と模型化(1/12&1/20)についての記事も載っていました。
オーナーではなくチーム代表のピーター・ウォー(後に中島悟がロータスに入った時の監督)との信頼関係からのスポンサードだったというのが興味深かったです。
1/20キットは「前半戦:ショートホイールベース仕様」、1/12キットは「後半戦:ロングホイールベース仕様」だった事はこの本で初めて知りました。
1/12&1/20の両キット共、数年前にエッチングパーツ&新規デカール付きで再販されたのですが、権利上の関係で「グッドイヤー」デカールが外されたのが残念ですね。
また最近のタミヤさんは定番販売商品が少なく「生産数量を売ると即絶版」となる商品が多いので、興味のある方は見かけたら即ゲットですよ!