日別アーカイブ: 2018年7月1日

#142箱目:タミヤ「1/35MM:アメリカ軽戦車・M3スチュアート後期型」


最近、旧キットのリメイクや長年熱望されていたピース埋めを精力的に進めているタミヤから新作が発売されました。
・「1/35MM:アメリカ軽戦車・M3スチュアート後期型」

今の若い世代の方は馴染みが無いかと思いますが、ガンプラブーム直前のプラモ少年達が必ずお世話になった戦車キットが2つあります。

・タミヤ「1/35MM:ドイツ2号戦車F/G型(当時価格¥500)」と

・タミヤ「1/35MM:アメリカM3スチュワート軽戦車(当時価格:¥500)」です。

小学生のお小遣いが少なかった当時、人気のある戦車キット(タイガーやパンサー戦車)は¥1000以上する高嶺の花でした。
その為、戦車キットが欲しくても買えたのは小さくて組み立てにくい「1/72~1/76サイズミニ戦車」キット位でした。
そんな中、何とか手の届く¥500でちゃんとした戦車が買えるのは凄く嬉しかった思い出があります。
(しかも2号戦車は戦車兵込みで人形5体付き!!)

残念ながら今回のキット価格は¥3240(税込)と高嶺の花キットになってしまいましたが・・・(悲)。

価格的には高くなってしまいましたが、キット内容は安心のタミヤクオリティ。
実写解説も満足のいく別紙が付属しています。

キットは車体の箱組等、細かく分割されてディテール再現に拘った作りとなっています。
海外キットの場合、ランナー状態で良い出来でも箱組みが難しかったり、パーツが組みにくかったりしますが、パーツ精度の高いタミヤキットはその心配が無いのが嬉しいところ。

付属フィギュアは3Dスキャンによるリアルな物が付属しているのが最近のタミヤキットの特徴です。
(昔のキットフィギュアも味があって好きなのですが・・・取り敢えずソビエト女性兵士の美人リメイクを熱望します!!:笑)

ソビエトで思い出しましたが、今回のキットにはソビエト軍仕様のマーキングが多めに入っています。
レンドリース法で数多くのアメリカ&イギリス戦車がソビエトに貸与され使用されたのですが、その事実をスターリンはひた隠しにしていたので私も最近のタミヤキットを見て初めて知りました。
(日本の某映画監督が国から援助を貰っていたのにひた隠しにしていたのと同じ構図ですね・・・)
プラモデルから歴史を学ぶ事が当時は多かったです。
他社さんも複数言語表示や面倒だからと逃げずに、そのキットの開発背景や実車活躍等をキットに同梱して欲しいですね。
それとタミヤさんには「ハイディテール」キットだけでは無く「エントリー廉価版キット」も併売して頂けるよう強く熱望します!

旧キットの「2号戦車」&「M3スチュワート」は良いキットですよ~!!(超おススメです!)